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議員、働いてます。

2023/10/20

みなさんこんにちは。

みなさんは身近な市議会議員が普段どんな仕事をしているかご存知でしょうか。

多分ほとんどの方はイメージがなく、酷い場合は「議員なんて給料泥棒だ」と思われているかも知れません(笑)

結論から言うと議員の仕事は、市役所や区役所がやることに対して本当に市民目線になっているかをチェックし、場合によっては改善を提案していくことです。

大阪市にお住まいのみなさんはこちらのポスターを最近よく目にすると思います。

物価高騰や経済対策として行なっているプレミアム商品券事業です。

13,000円分の商品券が10,000円で買えるキャンペーンで、行政から3,000円の補助が入ります。

1人4口まで申し込めるので最大で12,000円分の補助を受けていただけます。

制度概要はこちら▶︎https://osaka-city-premium2023.jp/

このキャンペーン、ご存知の方も多いと思いますが昨年も実施して利用者の方に大変喜んでいただきました。

ただ一方で、「制度を知らず申し込めなかった」という不公平感や、「こんなに使えるお店が多いなら申し込んでおけば良かった」という不満の声も多くいただきました。

このキャンペーンでは、金券などを処理する関係上、告知期間▶︎購入申し込み期間▶︎利用期間と分けて事務を行っていたのですが、利用期間に入って初めて「ウチの店で使えますよ」というポスターを各店舗さんに掲示して頂いたので、街中にポスターが一気に貼られてキャンペーンを知った時には申し込み期間は終わっていたという苦情が多く寄せられることとなったのです。

市の説明では「告知に力を入れてきたところではあったものの、すべての市民の皆様に情報が行き届かなかった点は課題と認識している」ということでしたが、今年度については市の担当者と綿密に打ち合わせをして、2つの点を改善してもらいました。

まず1つは、購入申し込み期間にしっかり市民の皆様に情報が行き渡るようにすること。

そしてもう1つは、「制度」の告知だけではなく「どの店で使えるのか」ということが市民に分かるように告知の方法を考えてもらうことです。

当たり前ですが、どの店で使えるかも分からない商品券を1万円も出して買うのは勇気が要ります。

私自身も昨年のキャンペーンでは、買ったは良いけど大手百貨店や家電量販店だけでしか使えないようなものだったら結局商品券を使うために本来なら買わなくて良かったような余計な出費をしてしまうんじゃないかなという思いもあり、申し込みをしませんでしたが、あとになって近くのスーパーでも使えると知り悔しい思いをしました(笑)

(こうしたキャンペーンでは申し込み期間後もギリギリまで市の担当者が参加店舗を集め続けてくれているため、申し込み段階では参加店舗が完全に決まっていないこともあります)

そこで、今年もキャンペーンをやると決まった段階で、まずはポスターを早く作って昨年の参加店舗に声をかけ、申し込み期間よりも前にポスター掲示をお願いしてもらうよう、市の担当者に作業の手順を入れ替えてもらいました。

行政目線では先ず制度を構築して、金券取扱業者を決め、そのあと参加店舗を集め、事務処理の流れなどを整理した後に申し込み募集をするというところまでが絶対に失敗できない仕事として優先されるという気持ちも良くわかります。

そのあとホッと一息ついてから利用期間を迎えるまでに「この店舗で使えますよ」という目印のポスターなどを各店舗に配っていく方が行政的には「ミスがない」段取りなのかもしれません。

でも、本来の目的は「多くの市民の皆様に喜んでもらうこと」であるはずなので、市民の目線から言えば、まずはどの店で使えるのかということが最も大切な情報なんじゃないかなと思います。

あとは細かい点を含めて、クリスマスやお正月準備の時期に使えるように利用期間は遅くとも12月中旬からにしてくださいとか、そういうやりとりを経て今回のキャンペーンとなりました。

約束通り申し込み期間前に市内にたくさんのポスターを貼り出してくれた市の担当者さん、そして協力店舗の皆様には本当に感謝しています。

これからも目に見えないような細かい仕事かも知れませんが、大切なこととして頑張っていきたいと思います。

たまには誰にも気づかれずに仕事をしている市会議員の仕事をPRしておこうかなというブログでした。

(本来議員の仕事は見えないくらいの方が街が問題なく進んでいる証拠なのかも知れませんが、それはまた別の機会にブログにしたいと思います。)

それでは今日はこの辺で。