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「政治に関心」は押し売りできない

2022/10/30

みなさんこんばんは。

昨日は大阪維新の会の市長選挙候補者予備選の二次面接1回目でした。

内容については後日YouTubeにアップされるようなので詳細はそちらに譲るとして、今日はその中でも特に考えさせられた点についてみなさんと共有したいと思います。それは「政治への関心」は押し売りできないということです。

昨日は特別審査員の方3名、辛坊治郎さん、須田慎一郎さん、三浦瑠麗さんによる口頭試問でした。その中で、三浦瑠麗さんから「若者の政治関心をどう高めていくか」という趣旨の質問がありました。

選挙のたびに政治家や選挙管理委員会が「政治に関心を持ちましょう」とか「政治はあなたの暮らしにとって重要です」と宣伝することに感じる空々しさは、買い物に例えるならお店側が「この商品をぜひお見逃しなく」とか、「この商品は本当にお買い得ですよ」とか言うのにちょっと似ているかもしれません。つまり、それに注目するかどうか、それが重要と感じるかどうかはお客様(住民)側の判断であって、それをお店(政治)側が先に言ってしまっては押し売りになってしまうということなんだと思います。

結局、「政治への関心を高める」ためのキャンペーンは、実はよくある「政治に関心を持ちましょう」とか「政治はあなたの暮らしにとって重要です」とかそういう押し売りの広報では成功することは望み薄で、政治で行われている内容そのものを公告するのが一番地道だけれども重要で近道になるんじゃないかと思います。

その結果として、政治の内容が魅力的であれば住民の政治関心は高まるし、何の目新しさもなく、明確な対立軸もなく、予定調和的に最大公約数の政策が粛々と決まっていく様な政治であれば、住民側からしても関心を持つ必要性がないということになると思います。

この点を最も意識して政治を行ってきたのが橋下元市長じゃなかったかなと思います。当時まだまだ新米議員だった私の質問に橋下市長自らが熱く答弁してくれた内容を今再び読み返してみて、その当時は半分くらいしか理解できていなかったこと(特に「対立」の必要性についてはあまり理解ができていなかったと思います)そして今ようやく当時の橋下さんが言おうとしていたことがおおよそ理解できるようになったんじゃないかなという気がしています。

この議事録は今でも私の宝物です。お時間のある時にぜひ読んでみてください。

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/cityosaka/SpMinuteView.html?council_id=1568&schedule_id=7&minute_id=148&is_search=true

みなさんのお考えはどうだったでしょうか。

それでは、今日はこの辺で。